FC2ブログ

石匠風間ブログ

深谷から箴言

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
12

二月の読書まとめ

『悲しみのイレーヌ』ピエール・ルメートル

『その女アレックス』のヴェルーヴェン警部のデビュー作。 奇怪な連続殺人をめぐる物語がたどりつく驚愕の真相。


なかなか凝った筋立て、純粋にミステリとして楽しめました。が、しかし相変わらずグロいwというか『その女~』より全然グロいなこれは。なにせ主人公カミーユがキャラとして立っているから全体として切れが良い印象。フランスの雰囲気もそこはかとなくあるのがいいのかな。

『インタビュー・イン・セル』真梨幸子

50万部突破のベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』を超える衝撃と戦慄のラストシーン


『殺人鬼フジコ~』の続編ってことでこれもまたグロいのだけど、ビジュアル的なグロさよりも人間の内面に潜む黒い部分を炙りだしたような嫌なお話。著者は「イヤミス女王」と呼ばれてるらしく、つまり湊かなえなどと同じ嫌な読後感を生み出す達人ってことで目論見通り見事に嫌な気分にさせられました。でもこういうことが現実に起きていそうで怖くなる。

『カウントダウン』真梨幸子

余命、半年――。海老名亜希子は「お掃除コンシェルジュ」として活躍する人気エッセイスト、五十歳・独身。
歩道橋から落ちて救急車で運ばれ、その時の検査がきっかけで癌が見つかった。余命は半年。


同じく真梨幸子の著作だけど、読み始めは別の著者かと思うくらいほんわかした始まりで油断してたら徐々に恐ろしい展開に。よく読んでみれば様々な伏線が張られててしっかりとミステリ小説でした。ちょっと無理矢理な結末かな。でも嫌いじゃないです。

『時砂の王』小川一水

時間線を遡行して人類の完全なる殲滅を狙う謎の存在。絶望的な撤退戦の末、男は最終防衛ラインたる3世紀の倭国に辿りつくが……


そして今もっとも読みたいSF作家小川一水。期待以上に面白かった、かっこよかったです。3世紀の日本ってことで卑弥呼が準主役、SFと歴史を同時に楽しめるみたいな。
しかしこの時間遡行というテーマはどうしても矛盾が目につきます、時間遡行とパラレルワールドは同じ土俵で論ずべきテーマかと思うのだけど、いずれにしろまあ「それはおかしいだろ」的なツッコミを入れながら読むのが逆に楽しいジャンルでもありますが。

『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和

とある街の、とある喫茶店のとある座席には不思議な都市伝説があった。その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという


なぜか時間遡行ものが続くこととなったが、これはSFってほどじゃなくもつれた人間模様を楽しむ道具としてのタイムリープか。
戦士もビーム砲も出てこないがほっこりとした人情話を楽しむものです。こういうのもたまにはいい。
関連記事

Comments

Leave a Comment


Body
FC2カウンター
 
月別アーカイブ