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石匠風間ブログ

深谷から箴言

 
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『アリスマ王の愛した魔物』小川一水

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内容(「BOOK」データベースより)
弱小なディメ王国の醜悪な第六王子アリスマは、その類まれなる計算能力によって頭角を現していくが―森羅万象を計算し尽くす夢に取り憑かれた王を描き、星雲賞を受賞した表題作、英語版アンソロジー初出の宇宙SF「ゴールデンブレッド」、なぜか自律運転車に乗せられる人型ロボット、アサカさんを通して、AIの権利を考察する書き下ろし「リグ・ライト―機械が愛する権利について」ほか全5篇を収録の最新作品集。

久しぶりに実力あるSF作家に出会えました。『第六大陸』に続いて短篇集を読んでみました。
短篇集こそ作家の実力が測れると思ってまして、気になった著者がいると短編を試したくなります。

表題作より最後の描きおろし「リグライト」がよかったな。今まさにAIの進化とそれが牽引して自動運転が実現しかかってる世相に問いかけた深みのある短編。
ホントにこの小川一水あるいは山本弘または野尻抱介の著作でぼくのAI感はかなり変わったと思います、知れば知るほど難しい問題ではありますが、これはやがて人類が真剣に向き合わなくてはならない社会問題となるような気がします。

20世紀までは人権がすべてであったのが昨今は愛玩動物さらには動物全般に対して愛護法など擁護姿勢が築かれつつあるし、やがてはAI(人工知能)に対しても何らかの保護施策が生まれるのかも。
そうなった先の世界については想像できないです。昭和の人間には無理なのでしょう。

そんなこんなを読後考え続けてます。
この「読み終わった後に後を引く」感を持った本こそ至福の読書でしょう。

著作も少なくないみたいだししばらくは小川一水で楽しめるかな。
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