石匠風間ブログ

深谷から箴言

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
06

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『第六大陸』小川一水

00af4218d8f35568cd442ddc6d4172cd.jpg

内容(「BOOK」データベースより)
西暦2025年。サハラ、南極、ヒマラヤ―極限環境下での建設事業で、類例のない実績を誇る御鳥羽総合建設は、新たな計画を受注した。依頼主は巨大レジャー企業会長・桃園寺閃之助、工期は10年、予算1500億、そして建設地は月。機動建設部の青峰は、桃園寺の孫娘・妙を伴い、月面の中国基地へ現場調査に赴く。だが彼が目にしたのは、想像を絶する苛酷な環境だった―民間企業による月面開発計画「第六大陸」全2巻着工。


これもまたすごい!SFではあるけれど企業小説みたいなハードで骨太の傑作です。

近未来の設定だけど、もう少しで手が届きそうに近い将来のような物語でリアリティが半端ないです。
月に移住することがまるっきりの夢物語ではないことがとてもロジカルに語られてます、もちろん莫大な金はかかるし生命の危険も小さくはないのですが、そこは情熱で対抗していくという熱血なストーリーでもあります。

ただ絶対条件として、月に大量の水が存在しもちろん氷の形でもいいからそれを利用できるという未だ不明の案件があります。これをクリアできればこの話はただのSFではなく実現可能性がグッと高まるのでしょう。

実際、人類の宇宙進出の歴史はこのような荒唐無稽な物語からそれを実現していくというパターンを繰り返しているわけで、
あとは我々が体験できるほど近い将来なのか、まだあと数世代を待たねばならないのかという時間の問題でしょう。

アポロ17号を最後に月への有人飛行は行われていないそうで、それは冷戦時代が終わるとか莫大な費用に比べそれ程利用価値が見当たらないとか、諸々理由はあるそうですが、もったいないなあ、行けるのに行かないって。

著者はこの物語を書くことである意味人類にハッパをかけているのでしょうか、そしてこうした発奮材料が間接的に宇宙開発を推し進めていったりするのかな。
関連記事

Comments

Leave a Comment


Body
FC2カウンター
 
月別アーカイブ
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。