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石匠風間ブログ

深谷から箴言

 
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『去年はいい年になるだろう』山本弘

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米国同時多発テロも、あの大地震も、犠牲者はゼロ!?
2001年9月11日、24世紀から「ガーディアン」と名乗るアンドロイドたちがやってきた。圧倒的な技術力を備えた彼らは、世界中の軍事基地を瞬く間に制圧し、歴史を変えていく。しかし彼らの目的は、人類の征服ではなく、「人を不幸から守ること」だった――。
ガーディアンのもたらした情報によって、本来の歴史で起こった自然災害、テロ、戦争、大事故などが防げるようになった一方、未来の自分からのメッセージに翻弄され、人生が大きく変わってしまう人も多くいた……。
主人公は、45歳のSF作家。10歳年下の妻と5歳の娘とともに幸せに暮らしていたが、事件翌日、美少女アンドロイド「カイラ211」の訪問を受け、AQ(知り合い)に選ばれたことを知る。未来の自分からのメッセージと作品データを、カイラから受け取る主人公。それは、彼の人生に大きな波紋を起こしていく。衝撃と感動の歴史改変小説。



やはり山本弘はイイ!
SFとしてはベタなストーリー、いささか子供向けかと思うほど予定調和なところもあるのだけどそれを勘案してもなお読ませる、読まずにいられないミステリアスな筋立て。
うまい作家では無いかもしれないが個人的に好きな作家として揺るぎないものがあります。

著者本人がその背景のまま主人公ってことで、今までの著作や作家に至る道筋など説明が多くなるのは仕方ないが、いやちょっと説明過多かな。そして本人の嗜好として美少女キャラの登場も相変わらずだ。

人工知能=A.Iと人間とのやりとりとその中で露呈してくる根本的な違いが著者の作品のテーマとして再三取り上げられてきたけれど、そこにタイムパラドクス問題を絡めてきわめて複雑な内容。

24世紀のアンドロイド「ガーディアン」はA.Iの本能たる「人命を守りたい」欲求に従って時間旅行をして過去の大惨事を未然に防ぐ、国際紛争を無くすため武装解除を励行する、世の中が安定するとさらに10年過去にタイムトリップしてそこで同様の仕事を繰り返すって。

そもそも歴史を変えてまで人命を守りたいとA.Iが考えるかな?それこそがストーリーの出発点だから否定しても意味が無いのだけど。歴史を変えた瞬間パラレルワールドとして別の世界が生まれるわけでそれは別の未来へ向かうから矛盾しないそうだけど、そのまま10年毎に歴史に関わっていったらたとえば坂本龍馬も暗殺されなかったり本能寺の変も無いことになるのかね?

なんというか、どこか根本でおかしな物語な気もしますw

いいんです。多少の矛盾があっても面白ければ万事OK。SF小説なのだからぶっ飛んでても。
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