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石匠風間ブログ

深谷から箴言

 
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大相撲五月場所

十日目が終わって栃ノ心全勝キープ、これはほぼ決まったかという感じもありますね。大関昇進も優勝も。

相変わらず稀勢の里、高安の休場など怪我人が多い状況ですが、これほんとどうにかならないのかなと。
幕下の取り組みなんか見るとみんなテーピングもサポータもなく綺麗な体で戦ってます、それが長年戦ってる中でちょっとずつ壊れていく、それを不可避の当然の結果と見る向きもありましょうが、苦労して横綱になった途端に連続休場というのもねえ。

下手すりゃこのまま引退なんてこともありうるのだろうけど、それも切ないなあと。
去年活躍し注目された宇良はケガで幕下に転落、未だ療養中のようで、派手な動きの多い相撲をとる力士に限ってけがをするってのも、そりゃ仕方のないことなのだろうけど。

人気力士小結遠藤もケガで途中休場したが今日から復活、その意気やよし、とは言っても本調子でないのがありありとわかるし。

今場所一気に注目を集め人気上昇中の阿炎(あび)、動きが激しく面白い取り組みを見せてくれるのだが、あの相撲のタイプは怪我しそうだなあ。

個人的に注目するのは正代と豊山、どちらもセンスが良く動きがあって面白いです。豊山は今日ようやく初日が出て負け越しは決まってるのだけど、負けた横綱戦なども見応えがあったし、成績だけが相撲の魅力ではないのです。

ようやく長かった白鵬一強時代に翳りが見え、しばらくは群雄割拠の戦国時代を楽しめそうではあります。
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仮想通貨

先週のことです。
知人が「仮想通貨を買わないか?」
と誘ってきたのです。

十数年来の友達で彼自身には信頼をおいてますが、今どき仮想通貨ってむちゃくちゃ怪しいじゃないですかw
こういうものだ、という運営会社の短いPR動画を見せてもらうと・・・

カジノに連動したコインで月末に上場するので今買っておけば何十倍もの価値が出る!って、これを怪しまないほうがどうかしてる、でも知人の知人からの発信で1万円から購入可能と。

まあ1万でいいなら付き合いとして諦めのつく額かな、ととりあえず承諾しました。
そこでにわかに思いついて投資関係に詳しそうな友に相談してみたらやはり胡散臭いねと。

なので自分でもネット検索したら「胡散臭い」という言葉がわんさか出てきましたw
さらには1万で済むかどうか、後になって「口座開設料10万」を請求されるとかあるらしいので。

そんなわけでお断りしました。
冷静に考えればね、話が上手すぎるでしょ。世の中には投資をライフワークにしてる人がうじゃうじゃいて、そんな何十倍にもなるモノをほっとくわけがなくド素人の自分などはじき出されて近づけないくらい沸騰してなきゃおかしいわけで。

とはいえ先のことはわからない、大化けして購入者大儲けするのかもしれません。一瞬でもそんな可能性を妄想しよだれが垂れそうになった自分がいるわけでw

これだけ世の中に詐欺事件がはびこり連日ニュースになっていても目の前にぶら下げられると嬉々として飛びつきそうになる自分を発見したのです。人間なんて弱いもんですよ、歳を重ねてもきっと弱いままだろうなあ。

『ツァラトゥストラはこう言った』ニーチェ

難しそうだから避けていたニーチェ、最近いろんな人が言及しているのを見かけ(主に作家)思い切って読んでみました。
昔は『ツァラトゥストラかく語りき』って題名だったと思うけど少しでも取っ付き易くしたのかな。

ぼくも50を超えそれなりに読書してきて、まあそれなりに読解力ついてるんじゃないかと期待もあって不得手な分野に挑んだわけです。が。

結論を言うと上下巻の上巻で降参しました。断念しました。
要はあまりにもわからなくて、いや有り体に言うと度を超えてつまらなくてw

時々ピリッと電流走るかのような名言めいた文章もあるのだけど、そこで読みなおして理解しようとしても入ってこない、比喩が古臭くて難解でわからないということです。
でも世界的な名著、多くの識者が勧める歴史的名作、それをわからないとしてしまう悲しさ、、、

いやしかし、わかったふりして読んでても仕方ない、今月はほとんどこの本に時間を費やしてなんだったのかという気分なわけで、素直にあるがままに伝えるべきでしょう。ぼくにはわからない、ぼくの咀嚼力に問題があるのかもしれないけどとにかくつまらない、と。

こういうこと以前にもあったなあ。ミステリ作家の島田荘司が勧める音楽CD聴いてみたんだけどひたすら退屈だったこと、村上春樹の勧める音楽でもそういうのあった。ファン心理としては敬愛する人と趣味を共有できないことは悲劇ですよ。

人それぞれ趣味嗜好は違うので仕方ないのだけど、実際己の未熟さを呪ったりして少なくない悪影響をもたらされることになり、つまりは悲しいです。

ニーチェの名言集みたいなのはわかりやすく読めるのにその著書になると一気にハードル上がるのってなんなんだろう。
日本語訳にも問題あるのかなあ。

YouTube

ここ最近YouTubeで音楽聴きながら寝てます。アイホンが余っててWi-FiつながればYouTube見れるので。

ここ数年の傾向としてクラシックが多かったけど、ここにきてなんか若かりし頃に思いが募ったのかブリブリのハードロックなども聴いてます。特にギターのレッスンとして重宝したイングヴェイ・マルムスティーン!

何度かこのブログで馬鹿にしてきたのだけど、改まって聴いてみると、なかなかいいじゃないですか!アホみたいにしつこい速弾きが寝しなには不向きだけどw
でも当時ネオクラシカルというジャンル分けされただけあってバッハっぽいあるいはモーツァルトっぽいメロディがふんだんに現れて、つまりパクリってことなのかなwまあ現代においてパクらない完全オリジナルの音楽なんて存在しないし著作権の切れた名曲を取り入れて何ら不都合はないわけです。
現にこうしてその影響を受けてハードロックからクラシックへ転身したぼくがいるし。

しかし、イイ時代になったなあ、過去のアルバムまるごとただで聴けるわけで、正確には合法じゃないかもだけど。

気がついてみればYouTubeの異様なまでに肥大化した万能感!音楽だけでなくテレビ番組・映画・ハウツー・おもしろ・キレイ系などなんでもあるのだなあ。

次代にはどんなメディアが出てくるのか想像もつきません。

上里カンターレ演奏会

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深谷フィルの事後報告になりますが、去る3/31(土)、上里カンターレにて演奏会を開催しました。

イタリアをテーマにした洋菓子ショッピング店ということで、演奏曲もややイタリア寄りにチョイス。
1曲が4分程度ってことで定演より肩の力抜いて気楽に聴けるからでしょうか、案外と好評です。

アレルヤ ~モーツァルト
帰れソレントへ
オー・ソレ・ミオ
マイ・フェア・レディ
フニクリ・フニクラ
常動曲
など、全9曲とアンコール曲というプログラム。午前午後1回ずつの公演で、店内のオープンスペースを陣取ってオーケストラでした。姉妹店の花園フォレストの演奏も含めるとかれこれ4~5回やってるかな、ここ2年ほどで。

Xmasが定番時期ですが店の都合で春や夏にも行われてます、お暇な時にぜひ足を運んでみてください。

女人禁制

「人命」より「女人禁制」重視か 角界対応に厳しい声

数日来の報道で周知の通り土俵への女人禁制が大きな話題になってます。
確かに人命よりも自分らのルールを優先させては非難の声も上がるでしょう、そこには異論はありません。

ただ、どうなのかなあ。
「伝統」と呼ばれるものって多くは理不尽な非論理的なあるいは非科学的なものだったりするじゃないですか。時代が変わって社会適合性に欠けるからやめてしまえと言われればそれは正しいのかもしれないけれど、なんか味気ない社会になっていく気もします。人物も社会も矛盾を抱えている方が面白みがあったりする気もします。

とは言っても今後女性首相が誕生したりすればころっと変えちゃうのだろうけどね。
諸々時代と合致しない物事がある中でも相撲は特にずれてる気もします、そもそもちょんまげってねえw
さらに言えばそのずれてる所が結果的に相撲の醍醐味を形成していたりしないかな。

なのであえて不便でありながら理不尽でありながらもそのまま踏襲するような伝統があってもいいのじゃないかな、とは思うのだけれど。だけど国民みんなに愛される大相撲であるためには理不尽を捨てていかなくてはならないものなのかも。

ん~、よくわからない結論でした。
わかってるjことはこの事件を踏まえて便乗した宝塚市長のくだらなさかなw

3月の読書抜粋

『メロディ・フェア』宮下奈都

内容(「BOOK」データベースより)
大学を卒業した私は、田舎に戻り、「ひとをきれいにする仕事」を選んだ。けれども、お客は思うように来ず、家では妹との溝がなかなか埋まらない―いま注目の著者が、迷いながらも、一歩ずつ進んでいく若い女性を描いた、温かく軽やかな物語。書き下ろし番外編を収録。



あれ?って思うくらい響かない話でしたこれは。
化粧品店の売り子の話だから共感できないからなのか。途中で読むのやめそうになったけど文章自体はスラスラと読みやすいのでなんとか。

『フリーランチの時代』小川一水

内容(「BOOK」データベースより)
「私は人類をたいらげたい」―火星やまと基地の隊員4名が体験した、あまりにもあっけないファーストコンタクトを描く表題作、太陽系開拓時代に孤独な宇宙船を駆るニートの日常「Slowlife in Starship」、いつのまにか不老不死を獲得してしまった人類の戸惑い「千歳の坂も」、そして傑作長篇『時砂の王』に秘められた熾烈な闘いを描くスピンオフまで、心優しき人間たちのさまざまな“幼年期の終り”を描く全5篇収録。



もしかして小川一水って短編のほうが優れてる?そんな印象の1冊でした、面白かった。中でも『千歳の坂も』は個人的に好きな分野なので楽しめました。そして『時砂の王』のスピンオフが載ってるのも喜ばしい限り。

『トネイロ会の非殺人事件』小川一水

内容(「BOOK」データベースより)
森のペンションに集った十人の男女。恐喝を受けた相手を全員で協力し殺害するが、裏切り者がいることが判明する。殺人に手を下さなかった一人は誰だ?(表題作)。その他、閉鎖された宇宙訓練施設で起こる毒ガス殺人事件(「星風よ、淀みに吹け」)、父の遺言の不審点を調べるうちに、壮大な謎に遭遇する少女の物語(「くばり神の紀」)など、絶妙なトリックの三編を集めた傑作集。



調子に乗ってもう一冊小川一水の短編を。題名通りミステリもどきなのだけど、うーん、意外性はあるもののミステリとしてちょっとどうかなって。やっぱりSF書いてたほうがいいんじゃないかこの人は。

『窓の向こうのガーシュイン』宮下奈都

内容(「BOOK」データベースより)
周囲にうまく馴染めず、欠落感を抱えたまま十九年間を過ごしてきた私は、ヘルパーとして訪れた横江先生の家で、思い出の品に額をつける“額装家”の男性と出会う。他人と交わらずひっそりと生きてきた私だったが、「しあわせな景色を切り取る」という彼の言葉に惹かれて、額装の仕事を手伝うようになり―。不器用で素直な女の子が人の温かさに触れ、心を溶かされてゆく成長ものがたり。



凝りもせず且つ用心深く宮下奈都を。
うん、これは期待を裏切らない秀作。この感じだわ、心を動かされたのは。
これも額装家という職人話なわけでこの手の職人ストーリーにほだされてしまうのかなぼくは。

『食堂かたつむり』

内容(「BOOK」データベースより)
同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。巻末に番外編収録。



少し前のベストセラーになってたなと読んでみたら。
題名と違って案外グロい話w
ただ料理を黙々と作る姿には強く心震わせるひたむきさがあって、なんて言ってぼくは一切料理しないのだけど。
こういう素朴でひたむきな話はおしなべて面白いです、ぼくには。でもレビューを見ると賛否両論みたい、それもわからんでもないがこういう作家はいてほしいなと思うところです。 

大相撲三月場所

今日14日目が終わり千秋楽を残すのみとなりましたが、初日から白鵬がいないチャンスの場所、鬼のいぬ間にってことで両大関あたりが賜杯をつかむなんて期待を抱かせる場所でしたが、横綱鶴竜が順当に優勝しました。

今場所は千代の国、北勝富士、嘉風、正代などお気に入りの力士が軒並み低調で残念でしたが、勢や魁聖の優勝戦線への絡みや遠藤が勝ち越して三役入り濃厚、豊山や朝乃山、竜電といったニューカマーの活躍といったことで大いに楽しめました。

宇良や阿武咲がケガで休場、先場所平幕優勝の栃ノ心もケガでイマイチの調子。
いや当たり前だけど勝ち続けるのは至難の業ってことでしょう。どれだけ調子よくても一瞬の振舞いで負けてしまう競技ですから。
逸ノ城なんて215kgの巨漢、ちょっとやそっとじゃ動かないわけなのに、あれはタイミングなのか小兵力士でもグイグイ押し切っちゃうような場面もあって一筋縄じゃないです。

白鵬ってのはホントにすごいんだなとあらためて思いますね、あんなに安定して勝てるもんじゃない、カチアゲしてるからって必ず勝つような単純なものじゃないw
とはいえ、実際のところ強すぎる横綱がいない場所のほうが予想が難しく盛り上がったりするのだけど。

若手が今後新しい時代を作っていくのだけど、それは自然な流れで抗いようもないのだけど、嘉風や十両の安美錦・豪風などベテランが長く活躍してくれると嬉しいのがオッサンファンの本音だったりします。

そして千代丸はかわいいw腰を落として構えると完全に丸なんだもん。
正代も子豚みたいな顔でかわいい、つまりデブは可愛いんですよ基本。

野党の人たち

財務省による公文書の改ざんというとんでもない話題で持ちきりの世相です。

人間だからミスは皆無にできないのは誰でも知っているし、誰でも多少のごまかしや虚偽はあるでしょう。
それでも天下の財務省の行いというのは率直に衝撃でしたね。

いや正確には多少誤魔化していたとしてもそれがバレること自体がが驚愕です。日本有数の頭脳が集まった集団がそんなあり得ないことを晒してしまうとか。

なのでマスコミが大騒ぎするのも野党が張り切るのも仕方ないとは思います。
思いますがしかしその対処ですね問題は。

というのも野党が求めるのが証人喚問一辺倒ってことですよ。
佐川氏はまだわかる、けど総理婦人なんて呼んだって時間の無駄とわかりきってるじゃないか。

有り体に言えば世間知らずのセレブ婦人ですよ、ちょっとおだてられて優しく接したとしてそんな一連の流れを確認してどうすんの?って話ですよ。願わくば失言を引出してさらなる与党追求のネタを産みたいってことだろうけど、いい加減にしてほしい。
もっと議論せねばならないことが山積してるでしょうに国会には。

麻生財務相や安倍内閣の退陣を求めるような発言もしてるけど、現段階の外交の難しい舵取りを他党に任せられるとでも思っているのか?

そもそもの問題に対して由々しきことだとはおおよその国民が思っているだけに相変わらずの野党の対応にがっかりしてる人も多いのじゃないかな。

つまりぼく個人的に一番由々しいのは問題を受けての野党のがっかり対応です。しっかりした頼もしい野党があってこそ与党もしっかりするってものだし、もうちょっと自分たちの存在意義を考えて欲しいです。

『羊と鋼の森』宮下奈都

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内容(「BOOK」データベースより)
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく―。一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。



読書レビューは月の終わりにまとめて、と決めてたのにその決まりを自ら破るのは存外に感動したからです。
すごく共感し心が打ち震えました。
本屋大賞受賞と聞き期待はしていたものの、その期待の斜めを行く素晴らしさでした。

そもそもピアノ調律師って最後の謎職業ですよね、もちろん存在は知ってるけどそれだけで食ってけるのかなって。
ぼくにはピアノの音の善し悪しなどわからないのだけど、でも音に和音にフレーズに心を打たれる場面には強く共感したわけです。

音楽は人生を楽しむためのものだ。決して誰かと競うようなものじゃない、競ったとしても勝負は予め決まっている、楽しんだものの勝ちだ。


こういうのがいいです、まあ下手っぴ擁護が心地良いのかもしれないけど。

明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら厳しく深いものを湛えている文体
夢のように美しいが現実のように確かな文体


これは原民喜という作家からの引用だけど、ゾクゾクきます、このセンスは本物です、久しぶりに本物の作家に出会えた歓びを感じました。

物語自体は大した事件もなくどんでん返しもなく平坦に進むのだけど、こういう静謐な中に実は青白く燃え盛ってるみたいなのがたまらないのだよなあ。早速他の作品もチェックしています。

こういうたまにある感動本との出会いが、素朴なぼくの人生にほんのちょっと彩りを加えてくれてるのだと思うのです。
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